【動画】阪神・淡路大震災級の震動に滑って耐える伝統構法――実物大建物での実験
2007/03/01
伝統構法は地震に強いのか――。京都大学防災研究所の鈴木祥之教授が代表を務める伝統構法木造住宅震動台実験研究会が1月30日と2月2日、防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センター(兵庫県三木市)の大型震動台「E-ディフェンス」を使って、地震時の挙動と耐震性能を調べる実験を行った。伝統構法で建築した試験用建物に、日本建築センター模擬波(BCJ-L2)、阪神・淡路大震災の実測波(JMA神戸波)などの震動を加えたところ、接地面に固定していない柱脚部が揺れに合わせて滑るなど、建物が震動に耐える様子が観察された。
伝統構法が地震に強いか、有力な検証になりました。